ブログ

2023/06/15 みっちー

タラソテラピーとは

地球上のすべての生物は海から生まれました。

母なる海に包まれると、不思議と私たちは、その太古の記憶に導かれ、疲れた心と体が癒されていく感じがします。

また、海水は、胎児をやさしく包む羊水の組成に似ていて、海水に浸された私たちは、母親のお腹にいた頃を思い出すように、自然とリラックスするようです。それがタラソテラピーの根源なのです。

タラソテラピーは、ギリシャ語のThalassa(タラサ)=「海」という意味と、Therapy(テラピー)=「海」という意味を持ち、1867年フランス人医師、ボデルディエールによって名づけられた、フランス発祥の海洋療法です。

タラソテラピーはフランスを中心に古くからヨーロッパの多くに多くの人々に愛されていました。

海洋性気候のもと、海水や海藻など、海がもたらす恵みによって、身体の内側を活性化させ、機能を高めていくという医学的に認められた自然療法です。

タラソテラピーは広く一般的に、治療やリハビリテーションが目的で行われていましたが、近年、ストレス解消・美容・生活習慣病の予防・ダイエットなど、様々な目的で活用される方も増え、先進国フランスでは特に、ストレスをはじめ様々な現代病を解消するために、多くの人々がタラソテラピーを活用しています。

タラソテラピーは、美容目的だけではなく、老若男女問わず、健康増進や疾病の予防・改善、さらにリハビリテーションにもとても有効で、予防医学の見地からは、プライマリーケアとしても活用されています。

タラソテラピーでアトピー改善

タラソテラピーは、基本的に海水を利用した入浴療法によって、リラックス効果と、海水に含まれる海のミネラル成分を皮膚浸透により新陳代謝を活性化させる効果があります。海水に浸かるだけでリラックス効果を得ることができます。

また、海水なは塩分が含まれていて、その成分が身体のかゆみ止めにとても役立ちます。

皮膚は人の体にとって、体内に溜まった毒素を汗やアカとともに外に出してくれる、いわば排出器官なのです。

外的・内的要因で新陳代謝が衰え始めると、皮膚は溜まった毒素を排出できなくなり、毛穴や汗腺をふさぎ、要するに便秘状態になります。そこでタラソテラピーの入浴療法を行うと、海水に含まれる塩分の作用により、皮膚に溜まった角質をはがし、ミネラル分を体内に浸透させ、新陳代謝を高め、新しい皮膚を再生してくれます。

タラソテラピーの海水入浴後、肌はしっとりしていて、すべすべになります。
アトピーやあせものかゆみ止めにも、タラソテラピーの海水入浴はとても有効です。

アーカイブ